melange corp.

ご挨拶 greeting

福祉のものづくり,身のまわり品,実用品,生活用品
一般社団法人 メランジュ
林 香菜子
設立者

こんにちは。設立者の林香菜子です。
当サイトをご来訪くださり、ありがとうございます。
ようこそお越しくださいました。

 

私はもともとアパレル関係のお仕事に携わる者でしたが、2015年に第2子となる息子がある遺伝子疾患(障害)を持って生まれてきたことで、産前と同じお仕事を続けることが難しくなり退職しました。
その後、息子とともにあちこちの病院や療育センター、福祉施設などと関わるうちに私自身の人生観に変化が生じ、もしまたお仕事をすることがあるならば、福祉施設の人たちと一緒にものづくりをしたい、と思うようになります。

 

法人名の”メランジュ”とは”フランス語で<混合>の意味で繊維用語としては、糸あるいは織物・編み物が、ミックス、霜降り調に混紡・混色された織物地の表現としてつかわれる言葉(ファッション辞典/文化出版局)”のことです。
と言われましても、はて…?ですよね。
当サイトトップページの写真がメランジュを接写したもので、自分のTシャツ/ユニクロ¥1,500ですから、特別な素材ではありません。ごくごく身近な素材です。
名付けは私の話を受けて法人立ち上げを進言してくださった、古巣であるシューズデザイン会社の代表です。多くのひとが自分らしい幸せを感じながら生きる世の中であってほしいという気持ちを持っているひとで、メランジュの複雑で優しいグラデーションに、その理想が重なって見えたそうです。
そのままありがたく使わせていただきました。

 

さて、ここまでで挨拶を終えると、私が福祉のものづくりに魅力とのびしろを感じて、理想に燃えながら前向きな気持ちでメランジュを立ち上げたように感じられるかもしれませんが、実際にはもっと自分の生活と近いところにも理由がありました。

家族との時間を増やす必要があったこと、仕事と家の距離は近い方がいいなぁと思ったこと、など、設立理由には私個人または家族の課題解決が含まれています。
そのことを正直にお伝えしておきたいと思います。

 

長くなりました。

ここまでお目通しいただけた皆さま、お礼申し上げます。

少しずつ、根気よく、緩やかに、末長く、このお仕事を続けて行きたいと思いますので、これからのかたも今後とものかたも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

2018.07.10

 



続・ご挨拶

拝啓 当webサイトをご覧の皆さま

 

こんにちは。設立者の林です。
2018年以来、2度目のご挨拶です。
さて、ゆるくながく続けるとここに書いた後のお話を残しておきたいと、ふたたび筆を取り、いえ、キーボードを打ちます。

 

すっかりご無沙汰しました。
2019年から2年間、こちらのお仕事をセーブして社会福祉専攻の大学生になっておりました。
現場に立ってみたら、社会のことを福祉の面から知りたくなった、支援には実践と学問の両輪が必要だと感じた、と書けばただただ美しいのですが、そこはワタシ嘘つけない。
どうも食いっぱぐれなさそうだと確信を持ったのもありまして、この際とことんやるのが吉でしょうと。

2022年3月に社会福祉士の試験を受けて合格+卒業、5月に社会福祉士登録をいたしました。

 

学びのさなか、2020年初頭から始まったCOVID-19感染症の世界的な流行を受けた社会の変革を経験し、生活とは、しあわせとは、東京とは、、曖昧だったなぜなにをまるで幼児のように掘り下げる機会を得たことが、メランジュの路線を少し変えました。

また、その過程で「新宿区」の地域福祉に興味を持ち、近隣でもうひとつの職を得ました。
希望をひとつひとつ現実にしながら、障害児含む3人の子育てをしていくには、と試行錯誤する日々です。
祖父母には協力をお願いしすぎて、まさに「足を向けて寝られない」状態です。

 

ちなみにこの文章は、子どもの検査入院に付き添いながら消灯後の暗い病室にて打ち込んでおります。
「こんにちは」と書き出しましたが、実際には「こんばんは」でした。

 

調子に乗ってenterキーをターン!!とやらないように細心の注意を払いつつ 敬具

 

2022.10.1